今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます..。
1月7日月曜日.本日より仕事始めとさせて頂きます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
さて、Blogに掲載をさせて頂いた絵画ですが...、ご存じ"ヨハネス・フェルメール"が描いた最も有名な作品"真珠の耳飾りの少女"です。
新年早々出掛けたのが「マウリッツハイス美術館展」...、レンブラント、ルーベンス、ヤン・ブリューゲルなどの17世紀のオランダ美術を代表する画家の作品が展示されていたのですが、結局は、フェルメールの"真珠の耳飾りの少女"の展覧会みたいなものでした。
私自身、特に、この"真珠の耳飾りの少女"に執心していた訳ではないのですが..、どうやら世界でも指折りの名画と讃えられている作品です。それが日本で観られると言うことなので、とりあえずは...、と言うことでお年始早々出掛けてみたんです。
"真珠の耳飾りの少女"ですが..、噂に違わぬ名画ではありましたね。好きか嫌いか..、訳を問わず..、とても素敵な雰囲気を感じさせてくれた絵画でした。
名画とされる理由は、TV/書籍で解説されている通りだと思います。
私も..、うっすらとなんですが以前にTVで解説されていた内容を憶えていたので、記憶をなぞるように観てみると"なるほど感"を得ることが出来ました。
私個人としては(あまりイカさない視点かもしれませんが)、以前から、この"見返り加減"がとても感じがいいと思っていました。この"見返り加減"は、とても柔らかくて、自然な感じがして(芸術性とかとは別の次元のお話ですが)、ポートレイトのお手本のようにも感じていたんです。
本物の"真珠の耳飾りの少女"は、これまでみてきた写真とは、全く違うくらいに自然な雰囲気で見返っていました。
観ていて想ったんですが..、17世紀は日本では江戸時代の初期になるようですが、その頃のオランダに、この絵画のモデルとなった少女がいて、見返った姿を画家にみせたのだと..。実際には、どうやら、画家が「見返った姿勢」をそのまま描いたのではなくて..、画家のイマジネーションが相俟って描かれた姿であるようです。
でも、"本当に額の中で見返っている"って錯覚するほどに自然な感じがするのです。
これがフェルメールの卓絶した巧さってものかもしれません。
この絵画が描かれておよそ350年間、ずっと見返ったままの姿を保っている訳です。
古い絵画によくある..、時代を感じさせる女性像と言う雰囲気もないし、現代に近い女性の雰囲気とも違う。
背景が黒く描き潰されている分だけ、少女の表情そのものがよく伝わって来るようです。
この少女にとって、ありふれた"見返り"だったのかもしれません。本人の記憶にさえ残らない姿勢だったのかもしれません。でも、画家が捉えた彼女の"ありふれた見返り"は、"真珠の耳飾りの少女"となった..。
巨匠レンブラントやルーベンスにはない空気感の絵画です。
フェルメールの希少性や人気だけだけではない絵画そのものの魅力を感じることが出来ました。
私自身、多分、二度とこの見返った姿を観る機会は巡って来ないと思います。
新年明けて一番のお出掛けとしては、良いものを眼にすることが出来てご機嫌な気分になりました。
よかった...。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
さて、Blogに掲載をさせて頂いた絵画ですが...、ご存じ"ヨハネス・フェルメール"が描いた最も有名な作品"真珠の耳飾りの少女"です。
新年早々出掛けたのが「マウリッツハイス美術館展」...、レンブラント、ルーベンス、ヤン・ブリューゲルなどの17世紀のオランダ美術を代表する画家の作品が展示されていたのですが、結局は、フェルメールの"真珠の耳飾りの少女"の展覧会みたいなものでした。
私自身、特に、この"真珠の耳飾りの少女"に執心していた訳ではないのですが..、どうやら世界でも指折りの名画と讃えられている作品です。それが日本で観られると言うことなので、とりあえずは...、と言うことでお年始早々出掛けてみたんです。
"真珠の耳飾りの少女"ですが..、噂に違わぬ名画ではありましたね。好きか嫌いか..、訳を問わず..、とても素敵な雰囲気を感じさせてくれた絵画でした。
名画とされる理由は、TV/書籍で解説されている通りだと思います。
私も..、うっすらとなんですが以前にTVで解説されていた内容を憶えていたので、記憶をなぞるように観てみると"なるほど感"を得ることが出来ました。
私個人としては(あまりイカさない視点かもしれませんが)、以前から、この"見返り加減"がとても感じがいいと思っていました。この"見返り加減"は、とても柔らかくて、自然な感じがして(芸術性とかとは別の次元のお話ですが)、ポートレイトのお手本のようにも感じていたんです。
本物の"真珠の耳飾りの少女"は、これまでみてきた写真とは、全く違うくらいに自然な雰囲気で見返っていました。
観ていて想ったんですが..、17世紀は日本では江戸時代の初期になるようですが、その頃のオランダに、この絵画のモデルとなった少女がいて、見返った姿を画家にみせたのだと..。実際には、どうやら、画家が「見返った姿勢」をそのまま描いたのではなくて..、画家のイマジネーションが相俟って描かれた姿であるようです。
でも、"本当に額の中で見返っている"って錯覚するほどに自然な感じがするのです。
これがフェルメールの卓絶した巧さってものかもしれません。
この絵画が描かれておよそ350年間、ずっと見返ったままの姿を保っている訳です。
古い絵画によくある..、時代を感じさせる女性像と言う雰囲気もないし、現代に近い女性の雰囲気とも違う。
背景が黒く描き潰されている分だけ、少女の表情そのものがよく伝わって来るようです。
この少女にとって、ありふれた"見返り"だったのかもしれません。本人の記憶にさえ残らない姿勢だったのかもしれません。でも、画家が捉えた彼女の"ありふれた見返り"は、"真珠の耳飾りの少女"となった..。
巨匠レンブラントやルーベンスにはない空気感の絵画です。
フェルメールの希少性や人気だけだけではない絵画そのものの魅力を感じることが出来ました。
私自身、多分、二度とこの見返った姿を観る機会は巡って来ないと思います。
新年明けて一番のお出掛けとしては、良いものを眼にすることが出来てご機嫌な気分になりました。
よかった...。
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