品川恭子染色作品/唐衣..、染め九寸名古屋帯
品川恭子氏の染色作品のご紹介です。
染色家の作品と言うと...、彩色や構図、趣向、または染色技法そのものを通じて作品個性が表現されることがあります。
眼が慣れてくると、ひと目で誰が手掛けた作品なのかを知ることも難しくはないと思います。
品川恭子氏は、その類の染色家ではないと思います。
際立った染色技法にこだわったり、彩色印象に偏ることはないようです。
かと言って、職人的とは到底思えない...、染め描かれた作品には、いつも独創的な印象が感じられます。
染め描かれた「柄模様」は絵画的、または意匠的な印象を伝えることが多いのです。
職人が下絵から写し描いたものでもないし、染色家の趣向ともちょっと違うような気がします。また、彩色遣いも他の染色にはあまり見掛けない遣い方を見られます。
画人が描く一枚の画のような趣が漂っている。
この染め帯も、具体的な何かを染め描かれているかどうかというよりも....、ちゃんと感じられる「何か」があるのです。
想いのままに描いたものが染め描かれているから、制作者の感性とか趣向みたいなものが作品の中に感じられるのだと思います。
奔放で、豊かな感性が伝わってくる作品です。
染色家の作品と言うと...、彩色や構図、趣向、または染色技法そのものを通じて作品個性が表現されることがあります。
眼が慣れてくると、ひと目で誰が手掛けた作品なのかを知ることも難しくはないと思います。
品川恭子氏は、その類の染色家ではないと思います。
際立った染色技法にこだわったり、彩色印象に偏ることはないようです。
かと言って、職人的とは到底思えない...、染め描かれた作品には、いつも独創的な印象が感じられます。
染め描かれた「柄模様」は絵画的、または意匠的な印象を伝えることが多いのです。
職人が下絵から写し描いたものでもないし、染色家の趣向ともちょっと違うような気がします。また、彩色遣いも他の染色にはあまり見掛けない遣い方を見られます。
画人が描く一枚の画のような趣が漂っている。
この染め帯も、具体的な何かを染め描かれているかどうかというよりも....、ちゃんと感じられる「何か」があるのです。
想いのままに描いたものが染め描かれているから、制作者の感性とか趣向みたいなものが作品の中に感じられるのだと思います。
奔放で、豊かな感性が伝わってくる作品です。