川崎淑子 制作:草木染め木綿花織九寸名古屋帯
『西海の海』
藍染めに織り出された花織と絣のデザインは、薄明かりに浮かび上がったカトリック教会に飾られたステンドグラスのイメージに重なります。十字文様を慈しむ様に囲む花織は煌めきを伝え、藍染めからは温もりが伝わって来きます。
『西海の園』、このタイトルを想ってみると、川崎淑子さんが師事した染織家(故)鳥巣水子さんの故郷にある五島列島の教会装飾がテーマになっているのかもしれません。
神聖な空気と馥郁とした香りが漂う草木染め木綿花織。
この作品は、鳥巣水子氏の作品と同じく木綿と天然染料だけを素材に制作されています。
絹糸・化学染料の使用はありません。
経歴
| 東京目黒区生まれ | ||
| 1982年 | ： | 名古屋にて国画会会員十倉滋子氏師事 |
| 1987年 | ： | 福岡にて鳥巣水子氏に師事 |
| 1988年 | ： | 第23回西部伝統工芸展 初入選 その後、受賞4回 |
| 1994年 | ： | 日本伝統工芸展 初入選 その後、入選多数 |
| 現在 | ： | 日本工芸会正会員 |
| ＊ | 川崎淑子 制作：木綿花織九寸名古屋帯『西海の園』との着物あわせ |
| ・ | 本場結城紬：『絣飛び』とあわせてみました。 |
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