南部畳表御草履/前4枚＋後7枚重ね
本天花緒

南部畳表の草履 前4枚・後7枚の重ねです。

花緒は本天素材のベージュ、前坪は朱赤色。
南部畳表御草履に、ベージュ＋朱色と言った柔らかな雰囲気の花緒をすげると....、品位とか趣と同時に、ちょっとした工芸的な印象を想わせてくれます。
南部畳表のお草履でも、特に礼装のお着物にも適わせて違和感の少ないお草履となりますので、織のお着物だけではなくて上品な染めのお着物など、幅広いTPOにお使い頂けます。
また、花緒に使われている朱色は、つま先と脇に僅かに覗く程度しか出ません。全体的にはベージュと畳表の"きなり"が単彩印象をつくっているので、お着物のお色目にあわせやすいと仕上がりとなっております。
また、柔らかく、太めの花緒ですので、とても足あたりはとても良いです。

この職人仕事で組まれた畳表は、履き始めは、足袋裏との相性で「滑る」感覚が残ることがありますが、履き込んで行くと、藺草で組まれた「表」が履き癖を憶えてくれます。
僅かに足底を包む感じがあると仄聞しています。

花緒は、本天(正絹)から誂えています。
花緒裏地、前坪は、正絹の本天が使われています。
足のアタリは、とても柔らかい質感を伝えてくれます。