勝山健史 制作:九寸名古屋帯
作品名:中世イタリア裂
西陣織帯地の作家.勝山健史氏制作"九寸名古屋帯地"。
勝山健史の作品は、織物として手法やデザインだけではなくて、養蚕より織糸制作に関わり、素材までも自身の求める品質に特化された絹織物。
だから、勝山健史の絹織物は、その絹の質感に、他の絹織にはない綺麗さが伝わって来ます。
その綺麗さは、本来、絹そのもののが持っている"輝き"の様なものかもしれません。
一般的な絹の加工では損なわれる絹本来のこの"輝き"を持った綺麗さを、この制作者は作品表現としているのです。
デザイン性だけではなく、絹本来の生粋の綺麗さが感じられる絹織物は、他では見られないと思います。
こちらに掲載をさせて頂いた作品は、イタリアに遺されていた古い絹織を見本として制作された九寸名古屋帯です。
爛熟した文化の中で制作された絹織物は、どの時代、または、どの文明であっても、いつも、色美しく、綺麗で、趣向や気品に満ちています。
それは、豊かさに満ち溢れた人にとっても、美しい絹織は、憧れであり、かつ、ステイタスでもあったのだと思われます。
もちろん、絹織物は、それそのものに価値ある作品である一方で、価値あるものを飾るための装飾的美しくさを求められる存在...、例えば、宮殿の壁面や調度品を美しく飾るための絹織物は、飾るための美しさが求められていた様です。
"中世イタリア裂"と銘が付けられた作品は、この絹織物それ自体が、絢爛たる美しさや華やかさがある訳ではありませんが、美しく、澄み切った空気に包まれている様に感じられる。
制作者が、あえて、古いイタリアの絹織からデザインを見本としたのは、自身の"絹"の綺麗さを表現するために、理想的なデザインだったからなのかもしれません。
爛熟した古のイタリア文化の中でつくられたデザインが、この勝山健史氏の絹織作品に活かされることは、現代の織物感覚なんだと思います。
* | 着物と帯のあわせ |
・ | 上段画像では、菊池洋守制作:八丈織(市松綾織/シルバーグレイ)とあわせてみました。 最も細かい市松織で織られた綾織の八丈織です。PCモニターでは伝えられない程、綺麗なシルバーグレイ色です。"中世イタリア裂"とあわせると、絹と彩色の綺麗さが際立って感じられます。 |
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