勝山健史 制作:九寸名古屋帯
作品名:三ッ横見菊
西陣織:作家.勝山健史.制作の九寸名古屋帯。
この作品に織り出された<三ッ横見菊>と称される文様は、堂上家(かつて御所殿上間に昇殿を許される家柄)の公家家紋として使われていた文様です。
菊の花を横から見たその姿を"円"の中に納めたそのデザインは、見事なくらい簡潔で、美しい文様をしています。
日本、古来のデザインでありながらも、"古さ"を感じさせることはありません。
もちろん、日本的文様の持つ特有の空気感は感じられます。墨色の中に、浮き上がるかの様なこの文様から、日本的な格調とか品位、そして、知性の様な感じが伝わってくるのです。
伝統的なのかも知れないけれど、時代性を全く意識させることはないのです。
この作品は、とてもシンプルな構成をしています。
墨色の中に、グレイ色ただ一色だけで、文様が織り出されているだけなのです。煌めきも、輝きも、絢爛さもありません。
けれども、とても綺麗なイメージが伝わって来るし、文様の空気感も澄み渡って感じられます。
これは、制作者.勝山健史の美意識なのかもしれません。
日本古来の完成されたデザイン性を、作品制作の中に、あえて取り込むことで、古の美意識と現代的な感性の調和を図っている様に感じられます。
勝山健史が使う"絹"は、現代の絹織物の中で最も綺麗な絹織物をつくります。この何の飾りもない<三ッ横見菊>が、堂上家家紋本来の格調と美しさを香らせるのは、最高の素材(絹)を惜しみなく使い、色相と文様を構成しているからなのだと思います。
墨色とグレイ色、そして、菊文様..、偽ることも出来ないくらいシンプルなデザインでありながらも、古の美意識と現代的な感性に満ちた作品性をつくり出しています。
余所行き感覚以上のお着物とあわせてお使い頂けます。
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