白たかお召板締め絣:『七宝模様』
白たかお召は、山形県西置賜郡白鷹町で制作されている草木染め手織紬です。
16世紀辺りを起源とする置賜紬のひとつで、現在では、経済産業省より伝統工芸品の認定を受けています。
白たかお召板締め絣には、緯糸に強撚糸が使われている為、細かなシボが生み出され、温もりを保ちながらも、さらっとした乾いたような感じの素材感を伝えてくれます。また、上質な絹糸を使い、撚りが掛けられた緯糸を強く打ち込む(手織)ことで、しっかりと生地に仕上げられています。お単衣、袷、どちらにお仕立をされても、シワになることが少なく、軽やかな着心地感覚をお楽しみ頂けます。
こうした素材感に加えて、この板締め絣を特徴付けているのは織り出された柄模様(絣模様)です。細かなシボの中に精密な絣で織り出された柄模様が伝えるイメージは、伝統的なデザインでありながらも、古い感じがありません。繊細で、柔らかく、そして、絣織物でありながらも余所行きを想わせる雰囲気を伝えます。本場結城紬、本場大島紬などの絣織物に共通する上質感です。
七宝模様が織り出されたこの板締め絣からは、無地織や縞織の紬にはない上質な着物感覚が伝わって来ます。また、単彩色(モノトーン)で構成されているにも関わらず、細密な絣のひとつひとつとシボが相俟って映るためなのか、お着物に何となく色の気配を想わせてくれます。
余所行き感覚漂う紬織のお着物です。
単彩色のお着物のため、色々な趣向の帯とあわせてお楽しみを頂きます。
また、強撚糸から生まれる素材感からお単衣のお着物としても気持ち良くお召し頂けます。
* | 白たかお召 板締め絣『七宝模様』の帯あわせ.. |
・ | 摺り型友禅と桶絞り染め帯『菊に橘』(制作:多ち花) |
・ | 池深雪 制作:型絵染め帯『残雪』 |
・ | 洛風林九寸名古屋帯『花菱地紋入華文』 |
* | 板締め絣は、絣模様の設計図案にあわせて刻まれた板に絣糸を巻き付け、板を何十枚も重ね挟み、染料を注ぐこと(注染)みよって絣糸を染色することで特徴です。染められた絣糸を合わせながら高機で織ることで、白たかお召の板締め絣が織り出されます。 現在では、絣板を製作する職人は一名、かつ、制作する機屋は二軒のみとなっている希少な織物です。 |
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